機能カバレッジ
現行の教務システム(富士通社製)が持つ全31章に対し、置き換える場合の対応可否を整理しました
これは製品のデモではありません
次回更新時に「継続するか、変えるか」を判断するための整理ボードです。今回の商談でご決断いただく必要はありません。
現行システムの機能
31章
教務12・入試8・学納金6・ポータル5
対応可能
24章
全体の 77%
要精査
7章
入試センター連携・口座振替など
想定期間
18-24か月
要件定義から稼働まで
対応可能
要精査(外部制度・金融機関との連携)
今回の検討対象外
教務(12章)
12章すべて対応可能入試(8章)
3章が要精査入試センター処理は慎重な確認が必要です
大学入学共通テストの成績取込は、外部機関の仕様に依存します。仕様変更のたびに追随が必要な領域です。
学納金(6章)
3章が要精査口座振替は金融機関との調整が伴います
全銀フォーマットへの対応と、金融機関ごとの取り決めが必要です。技術面より調整面の負荷が大きい領域です。
ポータル(5機能)
5機能すべて対応可能選択肢の比較
更新時に取りうる3つの道を、判断軸ごとに並べました
比較できる状態を作ること自体に価値があります
現時点でどれを選ぶかを決める必要はありません。ただし比較の材料がないまま更新期を迎えると、実質的に継続以外の選択肢がなくなります。
現行を継続
富士通社製システムを更新して使い続ける
業務への影響なし
移行リスクなし
準備期間短い
交渉力低い
医学部特有業務対応なし
他社比較実質困難
他ベンダーへ移行
別の教務パッケージへ乗り換える
業務への影響大きい
移行リスク高い
準備期間長い
交渉力高い
医学部特有業務製品次第
他社比較可能
段階的な組み合わせ 推奨
現行を継続しつつ、周辺を自学側で整える
業務への影響小さい
移行リスク低い
準備期間今から着手可能
交渉力高まる
医学部特有業務対応できる
他社比較可能になる
3つ目の道とは
現行システムはそのまま使い続けます。そのうえで、次の3つを自学側に持ちます。
パターンB 医学部特有の臨床実習評価現行システムに無い領域
パターンA 教員と教務システムをつなぐ連携層現行の弱点を補う
パターンC 標準形式でのデータ保持比較検討を可能にする
この状態を作っておくと、更新時に「継続」「移行」の両方を実際に比較できます。データが取り出せるため、他社から現実的な移行見積を取れるようになります。
移行ロードマップ
更新期に選択肢を持つために、いつ何を始めるか
逆算した進め方
着手時期の考え方
更新直前では間に合いません
比較検討には、標準形式で蓄積された過去データが必要です。蓄積には年単位の時間がかかります。
今から始める意味
更新の判断時点で数年分のデータが手元にあれば、他社への移行見積を現実的に取れます。それが交渉の土台になります。
データ蓄積に必要な期間2〜3年
比較検討に必要な期間6〜12か月
移行する場合の期間18〜24か月
逆算した着手時期更新の3〜4年前
※ 契約更新の時期を伺えれば、具体的な年月に置き換えてご提示します。
リスクと対策
全面リプレースを選ぶ場合に想定されるリスクです。正直にお伝えします
弊社は全面リプレースを推奨しません
ここに挙げるリスクは、現時点では割に合わないと考えています。この整理は、あくまで判断材料としてご覧ください。
想定されるリスク
今できる備え
| 備え | 効果 | 着手時期 | 該当パターン |
|---|---|---|---|
| データを標準形式で保持する | 移行見積を他社から取れるようになる | 今すぐ | パターンC |
| 項目定義書を整備する | 移行時のデータ解釈コストが下がる | 今すぐ | パターンC |
| データ所有権と解約条件を確認する | 取り出せないリスクを事前に把握できる | 今すぐ | 契約確認 |
| 特有業務を自学側で持つ | ベンダーへの依存範囲が狭まる | 今年度 | パターンB |
| 入出力インターフェースを把握する | 連携の可否と自動化範囲が確定する | 今年度 | パターンA |
結論
更新の判断は数年後で構いません。ただし選択肢を持てる状態を作る作業は、今から始める必要があります。それがパターンA・B・Cです。